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作品紹介「あ()のままじゃダメですか?」【群作】

  • Ai Takamura
  • 2017年3月6日
  • 読了時間: 4分

主催の高村です!本日は「ただいま、」で展示する作品の紹介です!

僕の最後はこれで飾ります。 ----- No.5「あ()のままじゃダメですか?」【映像&写真&アンケート】

高村の大正大学 表現学部 表現文化学科 放送・映像表現コース 石原ゼミでの卒業制作になる。

身体の性とは別の性を表現しようとする人を異性装者(トランスヴェスタイト)という。異性装者である高村(作者)が地域と都会のジェンダー観をぶつけ合う。ネオよさこいによる、よさこいの再認識と、5人の男女を通したジェンダー認識から発されるセルフドキュメンタリー。他写真・アンケート・ミュージックビデオの群作で構成。

僕の卒業制作・自作理論のテーマは「都会と地方ではジェンダーの認識に差があるのではないか」ということです。これは僕の小さい頃からの幻想で、長期にわたって研究できることになったら、必ず答えを見つけよう、そう思っていたテーマです。

でも、正直11月になるまで、卒業制作の内容決まりませんでした(笑)

この論文と作品、提出締切の1ヶ月前になるまで、決まらなかったんです。といいますか、自分で気がつかなかったです。気がついたきっかけは高知新聞にあった「ハロウィン」の記事。高知県民は、よさこいの関係からか、ハロウィンを楽しんだ人が多かったようです。

そうなんです。。。僕が不思議に思ったのは、変身願望があるのに、なぜ僕は男装をするのが高知ではしづらいとずっと感じていたのかなんです。不思議でたまりませんでした。

変身願望があるのなら、男装をしている人、女装をしている人がもっと多くいるように感じてもいいのではないのか?そもそも自分が男装しづらいと思っていたのはなぜなのか。もういっそのこと、男装・女装でよさこいのチーム作ればいいのではないか!そう思ったんです。

では、映像のあらすじです。 身体の性とは別の性を表現しようとする人を異性装者(トランスヴェスタイト)という。異性装者である高村(作者)は、出身地である高知県が、異性装者を含む性的マイノリティーの人が過ごしづらい環境なのではないかと思っていた。そこで高知県を代表するお祭り『よさこい祭り』を異性装で踊れば、性的マイノリティーを考えるきっかけになるのではないかと考えた。

その後、高村は高知に住む性的マジョリティーの男女2名に異性装をしてよさこいを踊ることをお願いした。一方、高村はさらに東京でもよさこいを知ってもらいたいと考え、クロスドレッサーの男性、コスプレで男装をする女性、性的マジョリティーの男性合計3名にも同じく異性装をして、よさこいを踊って欲しいと依頼した。

今回、高知代表として、僕のいとこ、そしてよさこいのチームでお世話になった星さんという方のお二人に出演を依頼しました。もちろん、二人には異性装とはお話をせずに、、、(苦笑)純粋にジェンダー観について聞いてみたかったんです。もちろん二人とも回答は「......えっ!!!?????」その後、二人とメイクやダンス練習を通して、真相にせまっていっちゃいます!

さてさて、関東からは僕が男装喫茶でお世話になっている支配人の魅玖矢さん、クロスドレッサーで撮影仲間だった河西くん、放送・映像表現コースの後輩の野澤くんの3人に異性装して、よさこいを体験してもらいました!

先にいってしまうと、確固たる認識の差というのは、この研究では得ることができませんでした。それが僕の今の答えです。でも、僕の周りでは確実に違う。それはこの5人を通して、思ったことです。

高知には男装喫茶はないし、コスプレイヤーさんが活躍するようなところもない。

それは僕が育ってきた年代や環境が違うせいなのかもしれないけど、でもやっぱり違うという実感がある。

今回、男女共同参画センター「ソーレ」を会場に選んだのも、この作品が理由の一つです。

髙村にしては、とても珍しい58分間の超大作。ぜひご覧になっていただければと思います。

地方の性的マイノリティーの皆さんにとって、もっと過ごしやすい社会になることを。。。

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© Ai Takamura 

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